ジュエリーとアクセサリーの違いは?素材・価格・使い分け方を解説!
ジュエリーとアクセサリー。どちらも私たちの装いを華やかに彩ってくれる素敵なアイテムですが、この二つの言葉の違いを正確に説明できる方は意外と少ないかもしれません。「なんとなくジュエリーの方が高価なイメージ」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんなジュエリーとアクセサリーの明確な違いについて、素材や価格、法律上の定義といった基本的な知識から、シーンに合わせた使い分け、後悔しない選び方のポイントまで、分かりやすく徹底解説します。この記事を読めば、あなたのジュエリー・アクセサリー選びがもっと楽しく、そして賢くなるはずです。
ジュエリーとアクセサリーの違いは?素材・価格・使い分け方を解説!
1. ジュエリーとアクセサリーの基本的な違いとは?
はじめに、ジュエリーとアクセサリーの最も基本的な違いについて解説します。この二つは、単に価格が違うというだけではなく、「定義」「素材」「価値」の3つの点で明確に区別されます。それぞれの違いを理解することで、TPOや目的に合ったアイテム選びができるようになります。
定義の違い
一般社団法人日本ジュエリー協会では、「ジュエリーとは、宝石と貴金属およびその合金を用いた装身具をいう。」と定義されています。 つまり、アクセサリーという大きな枠組みの中に、特定の素材(貴金属と天然宝石)で作られた特別なものが「ジュエリー」として位置づけられているのです。
一方で「アクセサリー」は、ネックレスや指輪、イヤリングだけでなく、帽子やベルト、スカーフなど、身体を飾る装飾品全般を指す広い意味を持つ言葉です。 素材に制限はなく、布や革、プラスチック、ガラスなど様々な材料で作られたものが含まれます。
参考:一般社団法人日本ジュエリー協会
「ジュエリーおよび貴金属製品の素材等の表示規定 2023 年度改訂版(PDF)」
使われている素材の違い
ジュエリーとアクセサリーの最も大きな違いは、使われている素材にあります。ジュエリーは、その素材が法律や業界団体によって厳密に定められています。
ジュエリーとアクセサリーでは使われている素材が異なる

ジュエリーに使用される「貴金属」とは、主に金、銀、そしてプラチナ、パラジウム、ロジウムなどの白金族元素を指します。 これらの金属は化学的に安定しており、錆びたり変質したりしにくいという特徴を持っています。また、「天然宝石」は、美しさ、希少性、そして一定の硬度を持つ天然の鉱物や有機物と定義されています。
価格と資産価値の違い
素材が違うため、当然ながら価格帯と資産価値にも大きな差が生まれます。ジュエリーは希少な貴金属や宝石を使用しているため、数万円から数千万円、あるいはそれ以上と高価になります。素材そのものに価値があるため、流行に左右されにくく、資産としての価値を持つことが特徴です。親から子へ、そして孫へと受け継いでいくことができるのも、本物のジュエリーならではの魅力と言えるでしょう。
一方、アクセサリーは比較的手に入りやすい素材で作られているため、数百円から数万円程度と価格帯が広く、気軽に購入できるのが魅力です。トレンドを反映したデザインが多く、ファッションの一部として季節ごとに買い替えたり、様々なスタイルを楽しんだりするのに適しています。
2. 【種類別】ジュエリーの特徴と魅力
ジュエリーと一言でいっても、その中にはいくつかのカテゴリーが存在します。ここでは代表的な「ファインジュエリー」と「ハイジュエリー」について、それぞれの特徴と魅力をご紹介します。
ファインジュエリー:日常に寄り添う本物の輝き
ファインジュエリーとは、K18やプラチナなどの貴金属と、ダイヤモンドやルビー、サファイアといった天然の宝石を使って作られたジュエリーのことです。デザインは比較的シンプルで、日常的に身に着けやすいものが多く、自分へのご褒美や大切な人への贈り物として選ばれることが多いカテゴリーです。価格帯は数万円から数十万円が中心で、本物の輝きを普段の生活に取り入れたいと考える方にぴったりです。
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ハイジュエリー:特別な日のための芸術品
ハイジュエリーは、ファインジュエリーの中でも最高級の品質を誇るものを指します。世界的に有名なジュエラーが、非常に希少で高品質な宝石と貴金属を惜しみなく使い、熟練した職人の手によって作られる、まさに「芸術品」です。デザインも独創的で、制作に数年を要することも珍しくありません。数千万円から時には数十億円という価格がつけられ、王侯貴族や世界のセレブリティに愛されています。
【種類別】ジュエリーの特徴と魅力まとめ

3. 【種類別】アクセサリーの特徴と魅力
豊富なデザインと手頃な価格で、私たちのファッションを豊かにしてくれるアクセサリー。こちらも「ファッションアクセサリー」と「コスチュームジュエリー」に大別されます。
ファッションアクセサリー:トレンドを手軽に楽しむ
ファッションアクセサリーは、その名の通り、ファッションのトレンドを色濃く反映したアクセサリーです。真鍮や合金、プラスチック、ガラスといった素材を使い、最新のデザインをいち早く取り入れています。価格が手頃なため、洋服を着替えるように、気分やスタイルに合わせて気軽に楽しめるのが最大の魅力です。季節ごとの新作をチェックするのも楽しみの一つです。
コスチュームジュエリー:個性を表現するデザイン性
コスチュームジュエリーは、もともと舞台衣装(コスチューム)に合わせて作られた、デザイン性の高いアクセサリーが起源です。貴金属や宝石の模造品(イミテーション)を使いながらも、大胆で独創的なデザインが特徴で、必ずしも安価なものばかりではありません。ヴィンテージ品の中にはコレクターズアイテムとして高値で取引されるものもあります。ファッションの主役として、自分の個性を表現したいときに最適なアイテムです。
【種類別】アクセサリーの特徴と魅力まとめ

4. もう迷わない!シーン別ジュエリーとアクセサリーの使い分け
ジュエリーとアクセサリーの違いがわかったところで、次は実践編です。どのような場面でどちらを選べば良いのか、具体的なシーンを例に挙げて解説します。
結婚式・パーティー:フォーマルな場ではジュエリーを
結婚式や格式の高いパーティーなど、フォーマルな装いが求められる場面では、上品な輝きを放つジュエリーを選ぶのがマナーです。特に、昼間のパーティーでは、パールや小ぶりなダイヤモンドなど、光を抑えた上品なジュエリーが好まれます。一方で、夜のパーティーでは、少し大ぶりで華やかなデザインのジュエリーも素敵です。主役より目立つことのないよう、全体のバランスを考えてコーディネートしましょう。

オフィス・普段使い:シーンに合わせて賢く選択
オフィススタイルには、シンプルで悪目立ちしないデザインのファインジュエリーがおすすめです。小ぶりな一粒ダイヤのネックレスや、華奢なゴールドのリングなどは、仕事の邪魔にならず、それでいて上品な印象を与えてくれます。一方、休日のカジュアルなファッションには、遊び心のあるアクセサリーがぴったりです。大ぶりのピアスや、重ね付けしたブレスレットで、自分らしいおしゃれを楽しみましょう。

掲載アイテム
▶ カガヤキ K18YG ネックレス
リゾート・イベント:遊び心のあるアクセサリーで楽しむ
リゾート地への旅行や、野外フェスなどのイベントでは、紛失や破損のリスクも考えて、高価なジュエリーは避けた方が無難です。そんな時は、カラフルなビーズのネックレスや、シェルモチーフのピアスなど、気分を盛り上げてくれるファッションアクセサリーの出番です。汗や水に強い素材のものを選ぶと、より気兼ねなく楽しむことができます。
【シーン別】ジュエリーとアクセサリーの使い分けまとめ

5. 後悔しないための選び方のポイント
長く愛用するものだからこそ、ジュエリーもアクセサリーも、納得のいくものを選びたいですよね。ここでは、購入する際に後悔しないための選び方のポイントをご紹介します。
長く愛用できるジュエリーの選び方
ジュエリーは、決して安い買い物ではありません。だからこそ、流行に左右されない普遍的なデザインを選ぶことが大切です。例えば、一粒ダイヤモンドのネックレスや、シンプルなプラチナのリングなどは、年齢を重ねても飽きずに使い続けることができます。また、信頼できるブランドや店舗で購入することも重要です。品質の保証はもちろん、アフターサービスが充実しているかどうかも確認しましょう。
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トレンドを楽しむアクセサリーの選び方
アクセサリーは、その時々のファッションや気分に合わせて、直感で選ぶのが楽しむコツです。ただし、安価なアクセサリーの中には、金属アレルギーの原因となる物質が含まれている場合もあるため注意が必要です。肌が弱い方は、アレルギー対応の素材(チタン、サージカルステンレスなど)でできているかを確認してから購入すると安心です。
6. 大切な輝きを保つためのお手入れ方法
お気に入りのジュエリーやアクセサリーは、少しの手間をかけるだけで、その輝きを長く保つことができます。基本的なお手入れ方法を知って、大切なアイテムをいつまでも美しく使いましょう。

ジュエリーの基本的なお手入れと保管方法
ジュエリーは、皮脂や化粧品が付着すると輝きがくすんでしまいます。使用後は、必ず柔らかい布(専用のクロスやセーム革がおすすめ)で優しく拭く習慣をつけましょう。汚れが気になる場合は、ぬるま湯に中性洗剤を少量溶かし、その中で柔らかいブラシを使って優しく洗います。ただし、宝石の種類によっては水や洗剤に弱いものもあるため、購入店に確認すると安心です。保管する際は、他のジュエリーとぶつかって傷がつかないよう、一つひとつ仕切りのあるケースに入れるのが理想です。
アクセサリーを長持ちさせるための注意点
アクセサリーは、水分や油分、衝撃に弱いものが多く、非常にデリケートです。特にメッキ加工のものは、汗や水に触れると変色や剥がれの原因となります。スポーツをする時やお風呂に入る時、水仕事をする時は必ず外しましょう。また、香水やヘアスプレーなどの化粧品が付着しないように、身支度の最後に着けるのがポイントです。保管する際は、空気に触れないよう、チャック付きのビニール袋などに入れると変色を防ぐことができます。
ジュエリー・アクセサリーのお手入れ方法まとめ

7. まとめ
ジュエリーとアクセサリーの違いは、主に使われている素材にあり、それが価値や価格、そして適したシーンの違いに繋がります。本物の素材から生まれる普遍的な輝きを持つジュエリーと、トレンドを取り入れた自由なデザインが魅力のアクセサリー。それぞれの特性を理解することで、より深く、賢くおしゃれを楽しむことができるようになります。この記事が、あなたにとって最適なアイテムを見つける一助となれば幸いです。
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